薬剤師の皆さん継続指導で薬歴書くとき例えばこういう場面がないですか
S;特に変わりません
O:略
A:ヒアリング・検査値から副作用と思われる症状なし。服薬コンプライアンス良好
P:経過観察。1ヶ月後OO受診
確かに患者さんにとって何も問題ないことは良いことですが、Aの部分が物足りないなと思ったことはありませんか
患者さんが何も異常ないと言うから、副作用がないと書くのは少々寂しい気がします。
その方向けに記事を今回紹介します。
薬剤師必見!副作用評価に関する参考書
はじめに
薬剤師の皆様にとって、副作用評価は日々の業務において非常に重要な役割を担っています。患者様の安全を守るために、正確な副作用評価を行い、適切な情報提供を行うことが求められます。
本記事では、薬剤師向けの副作用評価に関するおすすめの参考書をご紹介します。さらにより多くの薬剤師の方々に役立つ情報を提供することを目指します。
薬剤師向け副作用評価参考書
1. 薬剤師が実践すべき副作用へのロジカルアプローチ
薬剤師が実践すべき副作用へのロジカルアプローチ その症状,きちんと評価できていますか? [ 川上和宜 ] 価格:3850円 |
この書籍は、副作用評価の基礎から応用までを網羅し、薬剤師が日々の業務で直面する様々なケースに対応できるよう、具体的な事例も多数紹介されています。副作用のメカニズム、臨床での評価方法、患者への説明など、幅広い内容をわかりやすく解説しており、薬剤師のスキルアップに大きく貢献する一冊です。
こういった副作用の考え方・評価・アプローチ系の書籍は1冊熟読しましょう。
症状が薬の副作用によるものではないケースも当然あります。それとの切り分けが薬剤師のレベルアップに必至です。
2. 検査値と画像データから読み解く 薬効・副作用評価マニュアル
検査値と画像データから読み解く薬効・副作用評価マニュアル[本/雑誌] / 吉村知哲/編集 岩本卓也/編集 価格:4400円 |
薬効や副作用の評価に必要な臨床検査や画像検査の情報を「オールインワン」に凝縮したものです。薬剤師が患者さんの検査データを見る際に、薬の効果や副作用との関連性をより深く理解する上で役立ちます。検査データや画像検査をすぐに見ることができる病院薬剤師におすすめの一冊となります。
まとめ
副作用評価は、薬剤師の重要な業務の一つです。上記の参考書を参考に、日々の業務に活かしましょう。
本記事が、薬剤師の皆様の副作用評価に関する学習の一助となれば幸いです。
【免責事項】
本記事は、一般的な情報提供を目的としており、個別の医療相談には対応できません。ご自身の状況については、必ず医師または薬剤師にご相談ください。
【参考文献】
- 薬剤師が実践すべき副作用へのロジカルアプローチ
- 検査値と画像データから読み解く 薬効・副作用評価マニュアル
【その他】
- 医薬品医療機器総合機構(PMDA)のウェブサイト
- 医学雑誌(New England Journal of Medicine、Lancetなど)
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